家は風景の一部でありたい。
そして一人ひとりの生活の場面に寄り添う頼りがいのあるものでありたい。
例えば風雨や夏の強い日差し、冬の寒さから人々の生活を守る。
過不足なくひらかれた窓は、新鮮な空気を取り込むと同時に採光を可能にする。
壁や柱は構造として堅牢であるだけでなく、ここは安全な場所なのだという信頼感をもたらすだろう。
季節や一日の時の移ろいを窓からの景色や差し込む光の中に、人は今を生きていることを感じる。
こうしてあらゆる要素がバランス良く配置され、一つに統合されて初めて建築となる。
設計とは人の心を豊かにする場を築く営みなのである。
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